ハロプロ楽曲を使ったDTMメモ書き(パン)
今回は自分ではいつも以上に理解していませんので、説明ではなく単なるメモ書き程度です。
まずは耳コピの記事でも貼った『大器晩成』の「左のみ再生」と「右のみ再生」を貼りますので、聞き比べてみてください。
ギターの音は「左のみ再生」からしか聞こえてこないのがわかると思います。
パンについて説明した文章を書籍から引用します。
・Pan(パン)
音の左右のバランスのこと、左右のバランスを全く同一にして鳴らすと、中心から音が出ているように聞こえる。しかし現実の演奏では楽器によって全ての音が中心から出てくるわけではない。こうした音の聞こえる方向のズレを再現するのがPanと呼ばれる機能だ。Pan機能を利用すると、鳴らす音の左右のバランスを「右に3割左に7割」のように調節できる。極端な例だがグラフィックエディタで紹介したPanの例のように、
「右のみから音が聞こえる」→「中央に音が寄ってくる」→「左からしか音が聞こえない」
といった効果を付けることもできる。
ライブ感を出したいためにもPanの調整は必須だ。ドラムとボーカルが中央で、向かって左がベース。向かって右よりギター。このような配置を再現したい時に、Panは大きな効果を発揮する。
服部心護 著
「FL Studio 8 徹底入門ガイド」より
DTMの音楽制作ソフトだと音量やパンを調節するミキサーがあるので、極端に左右にパンを設定すると下の画像のようになります。
この画像はAbleton Liveのものですが、他の音楽制作ソフトでも実際のミキサーを模した似たような画面があります。
1番下の段の数字黄色の四角で囲まれた数字の3~5の上でパンの位置を設定しており、3トラック目のギターはめいっぱい左に、4トラック目のドラムは真ん中に、5トラック目のパーカッションはめいっぱい右にパンの位置を設定しましたので、この状態で再生するとギターは左、パーカッションは右のスピーカーかイヤホン・ヘッドホンからしか聞こえてきません。
実際に連続して再生してみました。
まずは左からだけギターの音が、次に右からだけパーカッションの音が、最後にドラムの音が聞こえてきます。
今回、パンについて書いたのは『大器晩成』のレコーディング映像が収録されている動画を見ていた時に、パーカッションの音などは、自分が思っていたよりもパンを左右極端に設定していたりしたので、メモ書きとして残しておけば、楽曲制作などで何かの役に立つかなと思ったからです。
パンの配置に明確な決まりはないはず(と前に何かで読んだ気がする…)ですが、ドラムはシンバルやハイハットなどのキットの配置が決まっているので、実際のドラムキットと同じような位置にパンを配置した方がリアルに聞こえたりはするようです。
ドラムキットのパンの配置を図で書いてある記事がありましたので貼っておきます。
記事を書くうえで知識不足を補うために色々検索していきましたが、パンだけで検索したら、食べ物のパンのことしか出てこず、そりゃそうだよなwとなったりしたので、以前から知っていた定位という言葉と合わせて「パン 定位」で検索して出てきたページがあったので貼っておきます。
ここまでの自分の説明よりも、この記事を読んでもらうのが1番手っ取り早いと思いますw