芸人が語るおぎやはぎの漫才
『ゴッドタン』の最新回「お笑いを思う存分語れるBAR2」で語られていたおぎやはぎの漫才の話の内容を以前に関西ローカルの『笑いのジョブズ』という番組でも聞いたことがあったので、両番組の該当部分を書き起こしてみました。
『ゴッドタン』
「このM−1で飲める」
小沢「俺本当に、M−1で歴史に残る漫才と思ってるのはぁ、2005年のブラマヨ、2006年のチュートリアル、2001のおぎやはぎだと思っててぇ」
矢作「ふっふっふ(笑)」
小沢「違う!本当!おぎやはぎの漫才、50点っていうの出したけどぉ、今見ても面白いのは、やっぱ、おぎやはぎだから!おぎやはぎの漫才だけなの!全く話が進まないの」
矢作「はっはっははっ(笑)」
小沢「全く話が進まない漫才って、たぶん、今見た方が面白いと思う」
ひとり「濱家さんどうですか?好きな?」
濱家「うわ!すげぇな!と思ったのは、やっぱ笑い飯さんでぇ」
飯塚「はぁー!」
濱家「で、まぁ、ダブルボケっていうのがすごいって、見た目はそうじゃですか。でも、一番なんか思ったんはぁ、それまでの漫才ってぇ、こう設定決めて、展開つけて、起承転結で最後オチっていう形やったんですけど、笑い飯さんってぇ、まぁ、1つの細かいとこでぇ、そこだけで遊んで4分間終わらすみたいなぁ、奈良県立民族歴史博物館行って、ここの人形があって、この人形があってん、っていうところで、2分ちょい使って、あと質問とこで2分ちょいって、ボケる要素2ヶ所しかないところでぇ、展開して世界見せたっていうのが、僕はなんか、すごい印象的でしたねぇ」
小沢「ただ、笑い飯悪く言うわけじゃないけどぉ、ボケる要素2個しかなくてやったのは、おぎやはぎが最初!」
矢作「ふーぅはははっ(笑)」
飯塚「すげぇ、おぎやはぎに戻すのね?」
小沢「2001のおぎやはぎ、マジでぇ!2ブロックしかないの!」
飯塚「めちゃめちゃ好きじゃん!おぎやはぎ」
『笑いのジョブズ』
哲夫「漫才自体もなんか、関西弁でやるべきやみたいな風潮がまだ残ってたんですよね、ただ、僕は、ちょうどその、前のコンビの相方がやめた時に相方探しの旅みたいのに東京に行ってたんです。で、東京行った時に、まだそんな出てきてはらへん、おぎやはぎさんを見て、やっばい漫才してる!って思って。芸人が芸人のネタを見に行って、笑わないじゃないですか?こらえようとするじゃないですか?でも、こらえられずに笑うてしもたんですよ。こらヤバイな!思うて、その時ライバルやった西田くんとぉ、『ちょっと、漫才いっぺんやってみいひん?』って言ってコンビ組んだ」」
東野「おぎやはぎのあの漫才見てなかったら、笑い飯なかったかもわからんしぃ」
哲夫「かもわかんない」
東野「その、おぎやはぎに、漫才LOVEっていうのがあんまりないのも、後で気づくんやぁ」
哲夫「後で気づいてぇ」
竹山「全然ないよ!全然ないあの2人!」
哲夫「その話を、ちょいちょいテレビとかでやらしてもうたらぁ、おぎやはぎさんが『あの話恥ずかしいからやめてくんないか?』って」
博士「今やってりゃいいけど、あんまりやんないもんねぇ」
哲夫「僕はほんまに、おぎやはぎさんっていうのってぇ、勝手にライバルというかぁ、Mー1でぇ、2002年の時に、おぎやはぎさんが決勝行かはって、そいで僕らも、決勝行けたんですよ。行ってぇ、ほいで、おぎやはぎさんが4位ならはってぇ、僕らが3位なれたんですよ!1個抜けた!って思ってぇ、そん時はめちゃめちゃ嬉しくて」
『ゴッドタン』
矢作「だから、1回目の時かな、笑い飯と飲んだことがあってさ、その時に、見にきたんだって、東京にね、それで、俺たちのを見てぇ、それで、『参考にして作ったんです』っていうのを、すげぇなんか、言われてぇ、で、2回目ぇ、一緒に出たのよ、速攻俺ら超えてった」
ひとり「すごいねでも、本人が言うってすごいね!」
矢作「言われたんだ。哲夫にね」
濱家「当時から、哲夫さん言ってましたもん、それこそ、『他の芸人見ても、ふーん、って感じやったけど、見た時、うわ!やられた!っていうのを思った』って、哲夫さん言うてました」
矢作「で、1年で超えていったの、すぐ」
濱家「超えていったは(笑)点数的に」