『「田村潔司VS.スーパー・ベイダー戦」を自分なりに検証してみた』
http://www.youtube.com/watch?v=7_Nitnyb_FE
「田村潔司vs.スーパー・ベイダー 1994 Japan」
新日本プロレスで、ビッグ・バン・ベイダーという名前で活躍していた外国人トップレスラーとの試合です。
動画自体が7分54秒なので、見ていただいた方が早いかもしれませんが、画像を中心に試合を紹介していきたいと思います。
田村「突破口として、ローキックを主に狙ってって、足にダメージを与えれば、なんとか、次への技の展開に繋がるんじゃないかと思いますから、そういう感じで、はい、頑張ります」
ローキック狙いを宣言する田村。
シャドーボクシングをするベイダー。
田村とUWFスタイルに対する印象を答えるベイダー。
握手を求めてきたベイダーに田村が張り手。かなり珍しい光景です。
宣言通りローキックを蹴っていく田村、一発目は牽制のためか軽目のローキック。
2発目のローキック。これはベイダーがよく見てガードしているようです。
右ローキックから左インローキック。
田村の右ローキック、足を気にしているのでダメージがあったようです。
田村のローキックにベイダーが掌打を合わせて、田村がロープまで吹っ飛びます。
田村の右ローキックの3連打の3発目に合わせて、ベイダーが横殴りの掌打を合わせ、田村がコーナーまで吹っ飛びます。
田村をコーナーまで追い詰めて、ベイダーの突進しての打撃をかわし、田村が右ローキック。
苦悶の表情で左足を押さえるベイダー。
ベイダーの右の掌打をガードし、右ローキック連打。
2発目のローキックで悲鳴を上げるベイダー。
田村をコーナーまで突き飛ばすベイダー。
ベイダーの右ボディフックから左ボディアッパーの後の、右の掌打に合わせて、田村が右の掌打を顔面に入れ、左ローキックから右ローキックの連打へ。
左のハイキックが空を切りますが、その後、ジャンプしての左ハイキックが側頭部を捉え、ベイダーがロープ際に倒れこみ、足を引きずり足関節技の体勢に持っていこうとしますが、ここはベイダーがロープを掴まりブレイクになります。
田村の右ローキックで悲鳴を上げますが、二発目のローキックに合わせて右のフック気味の掌打を合わせて田村が吹っ飛びます。
田村の右ローキックの連打で崩れ落ちそうになるベイダー。
ローキックからベイダーの左足を掴み足関節技を狙いにいきます。
膝十字固めの体勢になりますが、これはベイダーがロープエスケープします。
その後も、田村がローキックを蹴り、ベイダーがそれに合わせて掌打を合わせる展開が続きますが、
ベイダーがローキックに合わせて、打ち下ろすような右ストレート気味の打撃でダウンを奪います。
田村はその後も何発もローキックを蹴っていきます。
田村の左ハイキックの勢いで、ガードはしていましたがベイダーは倒れ込み、田村はすぐ左足を掴み足関節技を狙いにいきます。
今回も膝十字固めを極めにいきます。
ベイダーが体を回転させロープエスケープします。
組み合った状態で、フックのような打ち方で上腕を側頭部にヒットさせる打撃で、田村を吹っ飛ばすベイダー。これはベイダーが新日本プロレス時代から使っていましたが、顔面へのパンチが禁止されているUWFルールでは非常に有効な打撃だと思います。
ベイダーの左右の横殴りの連打で、田村がロープに倒れこみます。
起き上がってきたところにベイダーが左フック気味の打撃を見まい田村がダウン。
苦悶の表情の田村。
田村の左ハイキック二連発からの左インローキックでベイダーの体が沈み、右ローキックを連打しますが、ベイダーが横殴りの打撃を合わせて今度は田村の体が沈みます。
ほとんどプロレスで言う超ショートレンジのラリアットのような打撃で田村がダウン。
ベイダーが新日本プロレス時代から使っていた、ベイダーアタックという両手で相手の顔をサンドイッチするような打撃をガードされますが、その勢いのままボディスラムの要領で田村を持ち上げてマットに叩きつけます。
背中を強打し足をバタバタさせて悶絶し起き上がれないため、田村がダウンを奪われ、後一回ダウンすれば田村の敗北が決定するというアナウンスが流れます。
ベイダーが突進してきて打撃でラッシュ。
ベイダーが抱え上げようとしたところを田村はその勢いで後ろに回って着地しますが、ベイダーはすぐに翻って田村に迫ります。
ベイダーがパワーボムで田村を前方に投げ捨てます。
背中を強打し田村が起き上がれずベイダーが勝利。
ベイダーから手を差し伸べお互いを讃え合います。
田村に深々とお辞儀をするベイダー。これも珍しい光景だと思います。
ベイダーが田村の手を挙げようとしますが、田村が拒否したため、腕を引っ張りあげて、手を挙げさせるベイダー。
試合後のベイダーのインタビューです。
試合前のインタビューもそうですが、外国人プロレスラーによくある大口を叩くような発言は一切なく、UWFスタイルと田村に対しての正直な感想を言っているのではないかと思います。
今回、この試合を選んだのは、試合自体がスリリングで見応えがある試合であったことが第一なのですが、他団体で活躍した外国人トップレスラーとの試合であり、田村の打撃の強さ、特にキックの破壊力を知っていただきたくてご紹介しました。
これから先は、田村が総合格闘技で実績のある相手と戦った試合をご紹介していきたいと思っています。
時間はかかるかもしれませんが、その際にはまた見ていただければ幸いです。